2008年09月17日

映画「女工哀歌(エレジー)」

女工哀歌(エレジー)

中国のジーンズ工場やそこで働く少女たちに密着したドキュメンタリー映画「女工哀歌(エレジー)」を見ました。
内容を一言で書くと、「中国製の商品が安い理由」をありのままに映し出したような映画です。
そんなふうに書くと、硬くて重苦しい内容を思い浮かべる方もいると思いますが、内容は工場の問題よりもむしろ少女たちの日常にフォーカスしていて、「私たちが毎日つくるジーンズ、誰がはいているんだろう?」というコピーにそれが言い表されている気がします。
普段はいているジーンズについて、「誰がどのように作っているのか」といったことを知らされてこなかった僕ら消費者にとっては、それの一端を知ることができるとてもいい機会だと思います。
CSRに興味がある方にはもちろん、安い商品が好きなすべての消費者にぜひ見てもらいたい映画です。
詳しくは以下をご覧ください。

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公開日:9月27日(土)
劇場:シアター・イメージフォーラム他
監督・撮影・製作:ミカ・X・ペレド
配給宣伝:エスパースサロウ
内容:
私たちにとって「ジーンズ」はもっとも身近な服。本作はその生産過程を追って、世界の衣料品の大半を生産している中国の工場に密着したドキュメンタリー。
圧倒的なコスト削減と技術力の向上により、今や“世界の工場”となった中国。その裏側を探るため工場で働く10代の少女たちの日常生活に迫ります。

度々問題視されてきた少女たちの過酷な労働条件、またそれを知りつつ低コストで仕事を受注する工場長、視察に訪れる多国籍企業の面々…。国や時代は変わっても同じ構造をたどって発展する資本主義経済。
しかし、本作は急速なグローバル化への疑問と同時に、過酷な生活の中にも夢や希望を見出す個性ある少女たちをも見事に捉えています。

また『セサミ・ストリート』をはじめ、優れたドキュメンタリーを放送することで知られる米国のPBS(非営利公共放送局)でも07年度の観客賞を受賞しています。

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女工哀歌(エレジー)公式サイト
予告編

なお、公開翌日の28日(日)にトークショーが開催されるそうです。
パネリストとしてお話されるサステナビリティ・プランナーのあだなお。さんのブログに詳細が載っているので興味のある方はぜひご覧ください。
2008年06月14日

「実は身近な世界の水問題」がわかるサイトを環境省が公開

近年、温暖化や人口増加などにより、水不足などの水にまつわる環境問題はますます深刻な状況となってきています。一方、日本は食料の約60%を海外からの輸入に頼っており、その食料を生産するために必要な水は、日本の2005年の水道使用量の約8倍にあたる年間800億m3にもなります。

このようななか、海外の水問題が日本の生活に密着していることなどを広く普及啓発するため、環境省は5月30日、バーチャルウォーターの考え方を利用したウェブサイトを公開しました。

バーチャルウォーターとは、食料を輸入している国(消費国)において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものです。

このサイトでは、日本と世界の水の関わりや水問題を解説した「WEB漫画」、レストランの食べ物を作るのにペットボトル何本分の水が使われているかがわかる「MOEカフェ」、また日常の食事がどのくらいの水を使って作られているか計算できる「仮想水計算機」など、わかりやすくて面白いコンテンツがそろっています。

その一つ、MOEカフェのデータによると、ハンバーガー一個のバーチャルウォーター量は500mLのペットボトル2000本にあたる999L、牛丼一杯は同3780本にあたる1889Lにもなるとのこと!他にも生姜焼定食やハンバーグ定食といったセット、コーヒーや日本茶やビールなどのドリンクもあるので、興味がある方はぜひご覧ください。

水に恵まれた日本ではなかなか感じることができない水の大切さについて、この機会に触れてみてはいかがでしょうか。
http://www.env.go.jp/water/virtual_water/index.html

また、水の問題についてわかる他のサイトも紹介しておきますので興味がある方はぜひこちらもご覧ください。

国立環境研究所 地球環境研究センター ココが知りたい温暖化 世界の水不足、原因は温暖化?
http://www-cger.nies.go.jp/qa/16/16-1/qa_16-1-j.html

国土交通省 世界の水問題と日本
http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/j_international/international01.html

2008年05月22日

1枚に2ページ印刷しよう

印刷に裏紙を再利用している方は多いと思います。
これをもう一歩進めて、1枚に2ページ分印刷すると、紙やインクは半分、電気も半分近くで済みます。
やり方はプリンターのメーカーや機種によって少し違いますが、だいたい以下のような感じです。

【キャノン】
印刷 → 詳細設定 → ページ設定 → 割り付け印刷

【エプソン】
印刷 → 詳細設定、またはプロパティ → レイアウト → 割付/ポスター

印刷が必要なときで、字が小さくても構わないときにはぜひ試してみてください。
2008年05月16日

児童労働の改善に手軽に貢献したい方へ

児童労働の改善に手軽に貢献したい方におすすめのオンライン署名のお知らせです。

国際労働機関(ILO)によると、世界では約2億4600万人の子どもたちが児童労働をしています。
これは、世界中の子どもの6人に1人がしている計算です。
そのうち、危険で有害な労働をしている子どもは1億7100万人いると言われています。

国際労働機関(ILO) 児童労働の実態

まるで遠くの国の出来事のようですが、実は児童労働は、僕ら日本の消費者ともつながっています。
というのも、チョコレートの原料であるカカオや、コーヒー、綿、さまざまな食品や化粧品、せっけん、洗剤などの原料になるパーム油、さらにパソコンやケータイなどに使われる希少な鉱物などの中には、途上国の子どもたちによって作られているものがあるのです。

国際労働機関(ILO) 農業における児童労働
国際労働機関(ILO) 鉱業および採石業における児童労働の撤廃(PDFファイル)

このような現状の改善に手軽に貢献したい方におすすめのオンライン署名があります。
その名も「『働く子どもに教育を』1万人署名 」。
「地球社会の責任ある一員として、日本政府ももっと途上国の児童労働に取り組んで欲しい!」というあなたの声を政府に届ける署名です。
お名前、メールアドレス、都道府県を入力して送信するだけなので、1分でできます。
しかも、暗号化された上で送信されるので安心です。
目標は1万人、期限は6月30日までです。
趣旨に賛同できて、1分の時間がある方は、ぜひ署名してくださるとうれしいです。


2008年05月13日

ハンカチを持ち歩こう

最近、ハンカチを持ち歩かない人が増えているそうです。
僕が小学生の頃には、学校で毎週、ハンカチを持っているかのチェックがあった記憶がありますが、今はそんなのないのでしょうかね。

あるメーカーの調査では、「以前と比べて外出先でハンカチを使って手を拭く機会は変化しましたか?」という問いに対し、32.3%の人が「2〜3年前は多かったが今は少なくなった」と答えています。
逆に増えている人は9.6%なので、22.7%減っていることになります。
その人たちは手を洗わなくなったわけではなく、多くはペーパータオルやハンドドライヤーを使っています。
デパートやホテル、複合施設などのトイレには、大抵ペーパータオルやハンドドライヤーが設置されていますからね。
確かに、ハンカチを持ち歩かなくても、ペーパータオルが備え付けてあれば手軽に手を拭けるし、ハンドドライヤーも温風や強風で数秒で水分を拭い取れて便利かもしれません。

だけど、ハンカチ一枚あれば、使い捨てのペーパータオルや電気を使うハンドドライヤーは使わずに済みます。
みんながハンカチを使うと、どれくらい環境への負荷を減らせるのか計算してみました。

もしも、1日に200回使われるとした場合、ペーパータオルなら1回1枚とすると年間7万3000枚、ハンドドライヤーなら1回6秒とすると、同104.3kWh使います。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/service/jettowel/

東京の丸ビルこと丸の内ビルディングには144箇所あるそうなので、ペーパータオルなら年間1051万2000枚、ハンドドライヤーなら同1万5017.8kWh使うことになります。
また、六本木ヒルズにはさらに多い256箇所あるそうなので、ペーパータオルなら年間1868万8000枚、ハンドドライヤーなら同2万6698.2kWh使うことになります。

これはどれくらいの負荷なのか?
高さ8m、直径14cmの木1本から生産できるペーパータオルの量は約2万枚らしいので、丸ビルでは年間518.4本分、六本木ヒルズでは同921.6本分の木を、トイレのペーパータオルだけで使うことになります。

また、東京電力の場合、1kWhの電気を使うと0.317kgのCO2を排出するとされているので、丸ビルでは391.2kgのCO2を、六本木ヒルズでは695.5kgのCO2を、トイレのハンドドライヤーだけで排出することになります。
391.2kgは、一般の家庭1世帯が排出するCO2の約26日分、695.5kgだと約46日分です。

大きいとは言え、一つの施設でも年間ではこんなになるということは、全国の施設ならこの何百、何千倍以上になるかもしれません。
ただハンカチを持ち歩くという、とても簡単なことでだけで、これらの負荷をかけないで済むなら、持ち歩いたほうがいいですよね。
もし持ち歩いていない方がいたら、この機会にお気に入りのハンカチを持ち歩いてみてはいかがでしょーか。 
2008年03月22日

営業車をエコカーに切り替えて得をする!

最近、企業の環境への取り組みとして、営業車を環境に配慮した車に切り替える動きが目立ってきました。1月17日にはアステラス製薬がリースしている営業車2000台をプリウスに切り替えると発表、また同日に京セラも社有車179台を順次ハイブリッドカーに切り替えると発表しました。さらに2月13日にはヤクルトが営業車約160台をプリウスに切り替えると発表しています。

このような営業車のエコカーへの切り替えは、営業車の走行距離が多いほど、燃料費やCO2の削減効果が高くなります。しかも、普通の車とエコカーの購入価格の差が少なければ少ないほど、短い期間で元が取ることができます。

では、実際どれくらいの燃料費やCO2を削減できるのでしょうか?自作のエクセルファイルで計算してみました。

それによると、カローラフィールダーからプリウスに切り替えた場合、ガソリン代を145円/L、年間走行距離をヤクルトと同じ1万9500km、実際の燃費をカタログ値の60%とすると、1台あたり年間14万7759円の燃料費と、2.34tのCO2を削減できることになります。もし、160台を切り替えれば、年間約2364万円と、約374tの削減です。

374tのCO2というのは、日本の一般家庭68世帯が1年間で排出する量、また、杉の木2万6714本が1年間で吸収する量と同じなので相当な量です。

しかも、カローラフィールダーとプリウスの価格の差を20万円とすると、なんと1年5ヶ月で元が取れてしまいます。そして、2年で1台あたり9万5519円、160台では1528万3040円、3年では1台あたり24万3278円、160台では3892万4480円ものコストが浮くことになります。

こんなに費用対効果が高い取り組みは滅多にありません。もし近く営業車を買い換える予定がある会社があったら、ぜひぜひ環境に配慮した車を選んでほしいですね。

カローラフィールダーからプリウスに切り替えた場合の計算結果について、もう少し詳しく見たい方は下記のPDFファイルをどうぞ。
プリウスに切り替えた場合のコストとCO2の削減量.pdf
2008年02月16日

「世界一やさしい問題解決の授業」

久しぶりにすごい本に出会いました。「世界一やさしい問題解決の授業」という本です。
問題解決とは、現状を正確に理解し、問題の原因を見極め、効果的な対策を考え、実行することです。ちょっと借りて読んでみたら、これがとってもわかりやすく解説してあって感動しました。

内容は問題解決に関する基本的なことです。
だけど、それをこんなにわかりやすく書けるということ。
そして、これなら誰にでも問題解決スキルを身につけられるということ。
さらに、それならみんなが問題解決スキルを身につけちゃえば、より早く世の中をより良くできるということ。
という三つの大きな気づきを得ることができました。

この本は「世の中をより良くしたい」と思っているのに「自分にはそんな力はない」とあきらめてしまっている方には、ぜひぜひ読んでほしいです。
有名みたいなので最寄の書店にあると思いますし、図書館や古本屋にもあるかもしれません。


2008年02月03日

ミニストップの一部店舗で期間限定のフェアトレードチョコ

ミニストップが都内12店舗において、期間限定でフェアトレードチョコの販売をしているそうです。

期間:1月26日(土)から2月29日(金)まで
店舗:都内12店舗(下記参照)

お店の在庫がなくなり次第、今回の販売は終了だそうです。
でも、もしも余ったり、なくなるのが遅かったりしてしまうと、次いつやってくれるかわからないので、なるべく早く売り切れてほしいと思っています。
ミニストップが思っていたよりも早く売り切れれば、近いうちに、もっと多くのお店で、またやってくれるかもしれないですからね。

そこで、少しでもみなさんが買いに行きやすいよう、販売店の情報をまとめました。
僕と同じように思っている方はぜひ活用してください。


●世田谷区
・若林4丁目店
→松陰神社前駅からのルート(240m/徒歩約3分)

●品川区
・荏原6丁目店
→西小山駅からのルート(742m/徒歩約10分)

●大田区
・池上6丁目店
→池上駅からのルート(226m/徒歩約3分)

・大鳥居駅前店

・西蒲田店
→蓮沼駅からのルート(279m/徒歩約4分)

・西蒲田4丁目店
→蒲田駅西口からのルート(921m/徒歩約12分)

●中野区
・中野若宮店
→野方駅からのルート(409m/徒歩約6分)

・中野駅北口店

●杉並区
・杉並成田西店
→南阿佐ケ谷2B出口からのルート(1219m/徒歩約16分)

・高円寺南2丁目店
→新高円寺駅からのルート(400m/徒歩約5分)

・上井草店
→井荻駅南口からのルート(939m/徒歩約12分)

●目黒区
・都立大店
→都立大学駅からのルート(280m/徒歩約4分)
2008年01月23日

みんなのエコ&ピースな声を企業に届けて実現させるプロジェクト

このたび、みんなのエコな提案を企業に届けて実現を目指す「ブログミーツカンパニー」から独立し、エコな提案とピースな提案をインターネット以外でも集め、企業に届けて実現を目指すプロジェクトを進めていくことになりました。

前にmomonicoでやろうとしていた「みんなの希望を集めて活かすしくみ」と、2007年10月31日に書いた「エコな人が得するしくみ」を同時に実現する試みです。

そこで、一緒にこのプロジェクトをつくっていってくださる方を募集しています。
mixiをやっていて興味がある方はぜひ下記をご覧いただき、賛同してくださる方はご参加いただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2909924


***


●目的
・企業がCSR活動を進める後押しをする
・消費者が自分たちの力で社会をより良く変える後押しをする

そのために、、

・消費者に、自分たちが持っている「社会を変える力」を実感してもらう
・企業も消費者も、「より良い社会づくり」に取り組むと得をするしくみをつくる


●方法
消費者から企業への希望を引き出し、企業が実現してくれたらクチコミやブログで応援する賛同者を募り、それをまとめて企業へ届け、実現させる。


●背景
あの商品、こうなればもっと買うのになぁ。。
あのサービス、もうちょっとこうなったらいいのに。。
あの企業にもっとこうなってほしい。。
日頃から抱いているそんな思い、周りの人と話していること、ネットの掲示板などで書いていること。それらはほとんどの場合、企業に伝わることはありません。
だけど、実はそのような消費者の思いは、企業に伝わりさえすれば、実現する可能性があります。

なぜなら、消費者が望む商品・サービスを提供できない企業は生き残るのが難しい時代になり、企業が消費者の声を求め始めているからです。
これは、多くの商品・サービスや事業のあり方は、消費者がどんな商品・サービスや事業を望んでいるかにかかっているということを意味しています。

しかし、多くの消費者はそのような思いを、企業に伝えてはいません。なぜなら、次の二つがそれを邪魔しているからです。
一つは、商品・サービスや事業のあり方を変える力を持っていることを認識していないということ。
もう一つは、企業に伝えることを面倒だと思っているということです。

そこで、このプロジェクトでは、誰もが簡単に、企業に自分の思いを伝えられるようなしくみをつくり、消費者が自分たちの力で、自分たちにとって望ましいと思う社会をつくるための基盤をつくります。
2007年11月18日

いいことどのくらい?

「一斤のパンは何切れになる?どれだけ薄く切るかによるよ
一日の中にいいことどのくらい?どれだけ楽しく過ごすかによるよ
友達の中にある愛はどのくらい?どれだけ君が与えるかによるよ」

「おおきな木」(原題「The Giving Tree」)や「ぼくを探しに」(原題「The Missing Piece」)で有名なシェル・シルヴァスタインの「屋根裏の明かり」という詩画集から、「いくつ、いくら」の一節を引用しました。
一斤のパンが何切れになるかも、一日の中にいいことがどのくらいあるかも、友達が自分をどのくらい愛してくれるかも、すべては自分次第ということですね。
僕はこの後にこう続けたいと思います。

「地球の未来にいいことどのくらい?どれだけ僕らがよくするかによるよ」